【DA64Wオイル下がり】修理費用の目安は?
■DA64Wのオイル下がりの原因や対策、費用
スズキのエブリイワゴン(DA64W)は、軽自動車としての利便性と経済性で人気がありますが、長期間使用するとオイル下がりの問題が発生することがあります。
今回は、DA64Wのオイル下がりについて、原因、対策、費用を詳しく解説します。
■DA64Wエブリイワゴンのオイル下がりの原因
バルブステムシールの劣化: バルブステムシールは、エンジンオイルが燃焼室に侵入するのを防ぐ役割を果たしています。
しかし、長期間の使用や高温にさらされることで劣化し、オイルが燃焼室に漏れ出すことがあります。
ピストンリングの摩耗: ピストンリングが摩耗すると、シリンダーとピストンの間に隙間ができ、オイルが燃焼室に侵入しやすくなります。
これにより、オイルが燃焼し、白煙が発生することがあります。
エンジンオイルの品質: 低品質のエンジンオイルを使用すると、オイルの劣化が早まり、バルブステムシールやピストンリングの摩耗が進行しやすくなります。
■DA64Wエブリイワゴンのオイル下がりの対策
バルブステムシールの交換: バルブステムシールの劣化が原因でオイル下がりが発生している場合、バルブステムシールの交換が必要です。
これは専門的な作業であり、整備工場での修理が推奨されます。
費用は約3万円~4万円程度です。
エンジンオーバーホール: オイル下がりが進行している場合、エンジン全体のオーバーホールが必要になることがあります。
これはエンジンを分解し、摩耗した部品を交換する作業です。
費用は10万円~100万円以上かかることがあります。
高品質なオイルと添加剤の使用: 高品質なエンジンオイルや添加剤を使用することで、エンジン内部の摩耗を減少させることができます。
特に、バルブステムシールの性能を向上させる添加剤を使用することで、オイル下がりの予防に効果的です。
定期的なメンテナンス: 定期的にエンジンオイルを交換することで、オイル下がりの予防につながります。
エンジンオイルが劣化すると、潤滑性能が低下し、部品の摩耗が進むため、定期的な交換が重要です。
オイル交換の費用は1回あたり約5,000円~1万円です。
■DA64Wエブリイワゴンのオイル下がりの修理費用
・バルブステムシールの交換費用
部品代: バルブステムシール自体は1個あたり約500円で、DA64Wの場合、12バルブなので約6,000円です。
工賃: カムカバーを外して交換するため、工賃は約25,000円~35,000円です。
合計費用: 約31,000円~41,000円。
・エンジンオーバーホール費用
費用: 10万円~100万円以上。
期間: 数日~数週間。
・高品質なオイルと添加剤の費用
添加剤: 添加剤1本あたり約2,000円~5,000円。
オイル交換: オイル交換1回あたり約5,000円~1万円。
まとめ
DA64Wのオイル下がりは、バルブステムシールの劣化やピストンリングの摩耗などが原因で発生します。
定期的なオイルチェックや高品質なオイルの使用、専門家によるメンテナンスを行うことで、オイル下がりの予防や改善が可能です。
オイル下がりの症状が見られた場合は、早めに専門家に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
◆DA64Wのオイル下がりを直さないで売るという選択肢もある
オイル下がりでオイル消費が激しいDA64Wでも、修理や部品交換を行えば、まだまだ活躍できます。
しかし、多くの部品を交換する必要があり、専門店に依頼すると思った以上に費用がかかることがあります。
また、オイル下がりする程エンジン内の摩耗が進んでいるということはそれだけの走行距離を乗っているという事でもあり、当然エンジン以外の部品も摩耗しているため交換が必要であるケースは少なくありません。
オイル下がりの修理の依頼をした際、整備士は他の箇所もチェックはするはずなので、その際に見つかった不具合も追加で修理することになるということは特に珍しいことではありません。
過去に修理の見積もりで
『えええええ、そんなに高いの!?』
という経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
上記で説明した修理費用というのはあくまでオイル下がり単体での修理料金ですから、それに上乗せで修理料金がかかることもあるということです。
メンテナンスの頻度や状況にもよりますが正直、現在の走行距離10万キロ以上なのであればその可能性は高いです。
自分である程度メンテナンスできるスキルのある人であれば整備士に他の箇所の修理を指摘されても自分で修理できるので、修理の難易度の高いエンジン内部のオイル下がりだけ修理するように依頼できますが、実際は整備経験がない人が大多数ですよね?
そうなると結果的にトータルで数十万円かかってしまうなんてことになりがちです。
数十万円となると下手するとそこそこの程度の中古車が買えてしまう金額です。
となると
『この車に愛着があるから絶対に乗り続けたい』
という強い信念のある人以外は無理に修理するより買い替えというのも一つの選択肢です。
例えば、高価買取で知られるカーネクストでの売却を検討するのも一つの賢い選択かもしれません。
朝日奈央さん出演のクルマドンナのCMでご存じの方もいらしゃると思います。
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ぜひ参考にしてみてください。
■DA64Wエブリイワゴンのメンテナンス関連情報
■オイル上がりとオイル下がりの見分け方
オイル上がりとオイル下がりは、エンジン内部でのオイルの動きに関する問題です。
これらを見分けるためには、いくつかのポイントに注目する必要があります。
オイル上がりは、シリンダーとピストンの間の隙間からオイルが燃焼室に上がってくる現象です。
加速時や高回転時に白煙が出ることが特徴です。
また、プラグがオイルで汚れている場合もオイル上がりが疑われます。
オイル下がりは、シリンダーヘッド内のオイルがバルブステムシールを通じて燃焼室に下がってくる現象です。
エンジンを長時間停止した後、始動直後に白煙が出ることが特徴です。
また、アイドリング時やエンジンブレーキを使用した際にも白煙が出ることがあります。
■エンジン始動時 白煙 エブリィ
エブリィのエンジン始動時に白煙が出る場合、オイル下がりが原因であることが多いです。
特に、エンジンを長時間停止した後に始動すると白煙が出る場合は、バルブステムシールの劣化が疑われます。
この場合、バルブステムシールの交換が必要です。
■DA64W オイル 減る
DA64Wのエンジンオイルが減る原因としては、オイル上がりやオイル下がりが考えられます。
特に、K6Aエンジンはオイル消費が多いことで知られており、定期的なオイルチェックと交換が重要です。
オイルが減る場合、添加剤の使用やバルブステムシールの交換が対策として有効です。
■エブリィのオイルが減る原因
エブリィのオイルが減る原因としては、以下のようなものがあります。
オイル上がり:ピストンリングの摩耗や固着が原因で、オイルが燃焼室に上がり、燃焼することでオイルが減ります。
オイル下がり:バルブステムシールの劣化が原因で、オイルが燃焼室に下がり、燃焼することでオイルが減ります。
オイル漏れ:エンジンのガスケットやシールの劣化により、オイルが外部に漏れることがあります。
■K6A オイル下がり
K6Aエンジンのオイル下がりは、バルブステムシールの劣化が主な原因です。
オイル下がりが発生すると、エンジン始動時に白煙が出ることが多いです。
対策としては、バルブステムシールの交換や高品質なオイル添加剤の使用が有効です。
■DA62W オイル下がり
DA62Wのオイル下がりも、バルブステムシールの劣化が原因で発生します。
長時間アイドリングした後に白煙が出る場合は、オイル下がりの可能性が高いです。
バルブステムシールの交換が必要です。
■エブリイ バルブ ステムシール交換
エブリイのバルブステムシール交換は、以下の手順で行います。
エンジンカバーの取り外し:エンジンカバーを取り外し、バルブステムシールにアクセスします。
バルブスプリングの取り外し:バルブスプリングコンプレッサーを使用してバルブスプリングを取り外します。
バルブステムシールの交換:古いバルブステムシールを取り外し、新しいシールを取り付けます。
再組み立て:取り外した部品を元に戻し、エンジンカバーを取り付けます。
■DA64W エンジン不調
DA64Wのエンジン不調の原因としては、以下のようなものがあります:
ISCVの詰まり:アイドル・スピード・コントロール・バルブ(ISCV)がカーボンで詰まると、アイドリングが不安定になり、エンジンがガタガタと振動することがあります。
PCVバルブの汚れ:PCVバルブが汚れていると、エンジンのブローバイガスの処理がうまくいかず、エンジンのパフォーマンスが低下します。
エンジンオイルの管理不良:オイル交換を怠ると、エンジン内部にカーボンが溜まり、エンジンの回転が不安定になることがあります。
まとめ
エブリィやDA64Wのエンジンオイルが減る原因や対策について詳しく解説しました。
オイル上がりやオイル下がりの見分け方、エンジン始動時の白煙、バルブステムシールの交換方法など、さまざまな情報を提供しました。
定期的なメンテナンスと高品質なオイルの使用で、エンジンのパフォーマンスを維持し、長く快適に車を使用することができます。
なお、修理代などが高額な場合は売って他の車を買うのもひとつの選択肢です。
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ぜひ参考にしてみてください。